ウォーミングアップドリル 背中の回転でクラブを丸く振る(右手編)

ゴールドワン ゴルフスクール
http://www.goldonegolfschool.com.au/blog/

G1では、朝一は必ずアプローチから始めます。ウォーミングアップで右手一本か左手一本でスイングして、フェースにボールを乗せて運ぶ感覚を養います。(柔らかいロブショットの感じ)

慣れちゃうと意外に両手より簡単かもしれません。片手のほうがヘッドの先に遠心力を感じとりやすく、クラブが体の正面にいながら回転(同調)しやすいんです。クラブをまーるく振り抜く感覚(体の軸周りをヘッドが円運動する。その中にたまたまボールがあった)が感じとりやすいので、手を使って打ちにいく悪癖を治すには一番の方法です。

動画に見られるように、クラブをまーるく広角的に振ってフェースに乗せて運ぶように打つには、ダウンにおけるクラブの入り方がとても重要!地面に130度位の角度でハの字置いたクラブの右側のラインに沿って下りてきます。この時、左肩が開かないように両肩のラインも並走します。

そして、最も大切なポイントは右脇を締めて右手首外側のコックが解けないようにハンドファーストを維持して、背骨を軸とした左背中&左腰の回転により、クラブがまーるく振られる感覚を持つということ。そうすれば勝手にハの字の左側のラインまでヘッドがまわっていくはずである。

この間、リーディングエッジが40度位右を向いてフェースが開いたまま、左へまーるく振る感覚が欲しいものです。とても振り遅れてる感じがしますが、それでいいのです。それをインパクトでフェースをスクエアに合わせようとすると、背中の回転がブレーキしてトゥが被って地面に突き刺さるミスが多くなるので気をつけたい!

「アプローチ=小さなショットスイング」なので、この感覚はショットに移行しても続けて欲しいのです。いかにいつも手から打ちにいっているか、身体の開きが早いかを改めて教えてくれるドリルです。

大きな重たい扉を右から左へ開く動作、またそれをプールの中で同じような動作をして出来るだけ水圧を感じて水をかく場合、長い竹竿でハンマー投げのように遠心力を感じてスイングしたら、想像しただけでも、腕のスイング半径を変えずに大きな背中の筋肉を使って捻じり戻しているのが分かります。

クラブが長ければ長いほど正面に戻るまで時間がかかります。この振り遅れる感覚、背中の回転でクラブを丸く振る感覚、信じられるか、待ち切れるかはあなた次第です!


あわせて読みたい