「2段グリーンのロングパット」 3つの傾斜を読みましょう 横田英治|一歩上の実戦テクニック

グリーンオンしたものの、ピンまで20m近く残ったシチュエーション。しかも、2段グリーンでピンは上の段。途中の傾斜も左右どちらに曲がるかわかりにくく、距離感を出すのも難しい。うーん、困った、どうしよう…。横田英治プロ助けて!

1. グリーンの外から情報収集
今回のような難しい2段グリーンに限らず、グリーンの中に入ってしまうと、見えにくい傾斜は意外とたくさんあります。外からしか見えない情報もありますので、どんなグリーンでも20yd手前ぐらいから俯瞰で見て情報収集しましょう。全体の傾斜を何となく把握するだけでも、パッティングのラインを読む時の助けになります。勝負はグリーンに上がる前から始まっています。

2. 3つの傾斜を読む
2段グリーンでは、球がある下段、ピンがある上段、そして下段と上段の間のスロープ上、3つの傾斜を読む必要があります。ですが、下段は球に勢いがある状態で通過するので、比較的傾斜の影響を受けにくく、極端な傾斜でない限りじっくり読む必要はありません。

次に下段と上段の間のスロープ。傾斜の面が斜めの場合、基本的には、左右近い方の傾斜から逆方向へ曲がっていきます。例えば自分の打つ位置から右側の傾斜が近ければフックライン、左側の傾斜が近ければスライスラインになるケースが多いです。

最も重要なのはピンのある上段の傾斜です。ピン周辺は球のスピードが落ちてくるので、傾斜の影響を強く受けます。ですから上段の傾斜はよく読んでください。このように3つのエリアに分けて考えると、グリーンの読みがシンプルになってくると思います。

3. 3パットでも50点と考える
ゴルフは「50点以下」の一打をなくすことがスコアメークにつながります。この状況であれば2パットで「100点満点」、3パットでも「50点」でやむなしと考えるのが無難。絶対NGなのが、4パットです。ファーストパットで大きくショートして、段を上りきらずに落ちてショートするのだけは避けたい。ピン奥でもいいので、ファーストパットで上段まで運ぶことがマストです。

4. 素振りをしっかり→体幹で打つ
何となくで素振りをせず、その距離に合った素振りをすることが大切です。段を上がるイメージを持って素振りをし、そのイメージが消えない間に迷わず打ちます。

振り幅が大きくなるため、ミート率はどうしても悪くなりがち。特に手首を使いすぎると、インパクト時のフェース面が安定しないため、体幹など含めた大きな筋肉を使って打ちましょう。

今回のまとめ
2段グリーン下段からのロングパット

・グリーンの外から情報収集
・3つの傾斜を読む
・3パットでも50点と考える
・素振りをしっかり→体幹で打つ

取材協力/富里ゴルフ倶楽部

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