#2 ダンボール工場で掴んだ夢と初優勝/前田陽子/プロゴルファーとラジオ【コウタロウが聞く!】

ゴルフ業界の様々なプロの話をコウタロウが聞く!
ゲストは前田陽子プロ。

豊かな自然と海に囲まれた徳島で前田陽子は育った。スポーツは特にしていなかったが「社会人になった時のたしなみ」として、父からの勧めでゴルフを始めた。同郷で先輩の吉田藍子が試合で活躍する姿を見て自分もいつかうまくなりたいと思うようになり、ゴルフの名門・香川西高に進学した。毎日7キロのランニングや練習場での500球を超える打ち込みなど、名門ゴルフ部の厳しさとつらさに直面した。もともと負けず嫌いの性格もあり、同学年の選手全てがライバルに見えた。自分のゴルフに集中するスタイルより、全員をやっつけるという考えの方が当時はしっくり感じていた。感情をエネルギーに変えて、誰にも負けないために練習を重ねた。結果として、香川県アマ優勝など着実に実力を伸ばした。高校卒業後はプロテストを受けるも惨敗。佐伯三貴や三塚優子などプロの試合で活躍を始める同年代もいて、自分の姿と重ね悔しくなった。プロテストに合格したのは5度目となった24歳の時。プロになってからも時給750円でアルバイトをし続け、その後生涯獲得賞金が1億円を超えるゴルファーへと成長するまでの「苦労人」の歩みを4回にわたってお届けする。

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