宮里藍からから渋野日向子へ、笑顔で繋ぐ「全英への道」【宮里藍サントリーレディスオープン記者発表】
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14日、大手飲料メーカーのサントリーは、2020年宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント(6月11日〜14日/六甲国際ゴルフ倶楽部/兵庫県)の開催概要と、海外メジャー1勝・国内ツアー4勝の渋野日向子選手との所属契約締結を発表。都内で記者会見を行い、渋野選手と大会アンバサダーの宮里藍さんが登場しました。
はじめに同大会会長の鳥井信宏氏(サントリーホールディングス株式会社代表取締役副社長)より、今年30回の記念大会となる変更点として、成績上位者2名にAIG全英女子オープン(8月20日〜23日/ロイヤルトゥルーンGC/スコットランド)の出場権が付与されることと、賞金総額を1億円から1億5千万円に増額したことが発表され、よりエキサイティングなトーナメントを目指していくことが明らかになりました。
続いて、サントリー所属で大会アンバサダーを務める宮里藍さんが登場。今年で3年目となるアンバサダーという役割に、「やるべきことが明確になってきた」とし、自身もジュニア時代にアマチュアとして出場しキャリアのターニングポイントになった同大会への貢献に意欲をみせました。またAIG全英女子オープンの出場権についても触れ「非常に大きなチャンス」と、選手たちへの期待を伺わせました。
そして新規所属契約選手発表では渋野選手が登壇。鳥井氏からスポンサーロゴの入ったキャップを受け取ったのち、宮里藍さんから花束が贈られると「しぶこスマイル」が弾けていました。
その後、こうした形で話をするのは初めてという二人によるトークセッションが行われ、同じ所属先となったことについて渋野選手は「藍さんのようになっていきたいと思っていたので嬉しい」と喜びを伝えると、宮里さんは「ありがたいですね(笑)」と笑顔。続けて渋野選手から、2010年に当時のサントリーレディスオープンで行われたジュニアスナッグゴルフ大会で優勝したという「縁」を感じさせるエピソードも披露されました。
司会から「お互いへの質問は」と振られると、宮里藍さんからは「サンデーバックナインで力を発揮できるのは、気持ちの切り替えはあるのか」という強さの秘密について。渋野選手は「折り返しの10番でバーディを獲るか獲らないかで気合いが違う。どんなところにピンが切ってあっても狭い方を狙っていきたい」と答えると、勝負所での強気の姿勢に感心していた様子でした。
一方の渋野選手からは「一番心配しているのは・・・英語(笑)」と、海外挑戦に向けての不安を、英語が堪能な宮里藍さんにどのように対応したかを質問します。すると宮里藍さんからは「大丈夫です(笑)。この笑顔と強気のプレーがあれば、だいたいのことは乗り越えられると思います」と心配はいらないという言葉をかけられ、「自信を持っていけそうです」と安心した表情を見せていました。
最後に宮里藍さんから「渋野さんには強さの中にも柔軟さがもあるなと。初戦からエネルギー全開で、渋野さんらしく戦ってほしい」とエールが送られ、渋野選手は「2020は東京オリンピックもありますし、全英女子もディフェンディングとして気合をいれて頑張りたい」と力強く抱負を述べていました。
日本女子ゴルフ界の2大スターともいえる宮里藍さんと渋野日向子選手。「藍ちゃんスマイル」から「しぶこスマイル」へ、2020年、同じ所属先として、ホステス大会が全英女子オープンへの道へと繋がっていくことになりました。
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